福祉車両の修理で避けて通れないこと。その5

左側スライドドアとクオーターパネルの交換でお預かりしたハイエース車いすリフト車の修理が完了いたしました。

前回パネルの交換と塗装を終了して相馬自動車商工に戻ってきたハイエース。
新しいパネルと塗装で張りのあるボディを取り戻しました。が、中はまだこんな具合です。

むき出しの床と中身が見えてるクオーターパネル内側。これじゃダメじゃん。

というわけで、そそくさと。

手際よく。

リフトアーム、油圧ポンプユニット、シリンダーを元に戻していきます。
プラットホーム(リフト架台)を取り付けるところまでくればあと一息。

プラットホームの取り付けは慣れたもの。
車いすリフトの点検でお預かりしたお車は、必ずプラットホームを脱着してスライドローラーの割れなどをチェックしています。

完成しました。

もちろんボディもつるピカの状態を取り戻しました。
ちなみにご入庫時はこんな感じでした↓

車いすリフトは組み付け後当社所有の車いすに実際に人間をのせて、それをリフトにのせて固定装置とリフトの昇降もすべて
動作確認をしております。
ということでおよそ1か月に及ぶ長い旅が終了しました。
鈑金塗装の整備レポートは珍しいのですが、なかなかダイナミックですよね。
正直これを書いているわたくしもなかなかに興味深かったです。
この度はご入庫ありがとうございました。お困りの際はまたお気軽にご相談ください。