技能競技大会が終了いたしました。
8月30日、ついに第19回栃木県自動車整備技能競技大会がやってまいりました。
今回我らが北那須支部からは、なんと相馬自動車商工が出場いたしました。
ことのてん末は、まあこういうことです。
6月某日北那須支部青年部長のS氏が当社にやってまいりまして一言。
”相馬さんとこは、若いメカニックが多いんだから、経験のために(競技会に)出てみませんかね”
”いや、まあ、考えときます”
と私は言ったものの、はっきり言ってこの時点で私的には相馬自動車商工から出場する意欲は
満々でした。
とはいうものの、いったい誰を出す?
出るからにはぜひオール相馬自動車商工で出たいぞと。
というわけで、7月月初の会議にて参加者を募ります。
希望者は・・・・・・
まあ、いないわけですよ。
もしかして、この自分。この相馬めが出場?
社員を差し置いて・・・・・・。
でも整備士に生まれたからには、一度は出てぇなあ。
来年50歳だし、40代最後の思い出ということで。
というわけで、この時点では10年ぶりくらいに工具を握ることの不安
とか、失敗したらどうしようとか、なぜかそういうことは一切考えていませんでした。
工場長の和泉くんに相談します。
”誰か出る人いない?”
”いやー。難しいと思いますよ・・・・・・”
”俺が出たら、一緒に出てくれる?”
”・・・・・・まあ、イイっすけど・・・・・・”
・・・・・・
というわけで、かなり無理矢理にオール相馬自動車商工チームの誕生が実現いたしました。
で、社長と工場長という、傍目には最強の布陣(実は思いっきりわたしが足を引っ張る布陣)
です。
競技会というからには、事前の練習が必要です。
8月に入ると青年部のみなさまが入れ替わり立ち代わり私たちの事前練習を
見に来てくれて、設問を作ったり、アドバイスをくれたり、
時には夜の10時くらいまで、ほんとに親切に練習にお付き合いしてくれました。
”青年部のみなさんのためにがんばる”
会社のため。というより、支部のためにできるだけのことをやろう。
出場を決めた時の”どーなっても知らないよ”的な適当な気分は影をひそめ、
さすがの私もスイッチが入っちゃいましたよ。
”和泉くんの足を引っ張ることだけは避けたい”
↑
事前練習会の模様です。
そしてむかえた8月30日。
いよいよ競技会本番がやってまいりました。
支部、支部青年部関係、そして相馬自動車商工の関係者も応援に来てくれました。
午前10時30分。ホイッスルとともに競技スタートです。
競技は
問診競技、実車競技、単体競技の3部門に分かれて構成されております。
問診は私、単体は和泉君が担当します。
そしてもちろん実車競技は2人で行うわけですが、シャシは和泉君、エンジンは私が
担当することにしました。
競技開始、いきなりエンジンがかかりません。
ここまでは想定内。
ダイアグチェック。
”ダイアグ通信できません”と出ます。
ここも想定内。
EFIリレー点検!・・・・・・ところが、
ここから私にとって想定外の負の連鎖が始まるわけです(泣)
〇▲◇※Λ§÷Γ・・・・・・。
無情にも45分間が過ぎ、試験官がエンジンのかからない原因を教えてくれます。
(これで大幅減点)
エンジンはかかったものの、チェックランプ点灯。
こんどはダイアグ通信できます。
和泉君に教えてもらいながら課題をクリアしていきます。
が、時間が足りない!
事前の打ち合わせで、とにかく形だけでも完成させようぜ。
と決めていましたので、のこり10分、車は(課題を残したまま)
ジャッキダウンされます。
そして正午。12時。
”競技終了!”の掛け声とともに、
わたしの40代最後の夏も終わりました・・・・・・。
結果は、5位ではなく4位でもない。3位ではなく、まして2位にも入らない。
では優勝かといえば、当然そんなことはないのですが、
優勝ならぬ”優秀賞”(つまり参加賞)をいただいてまいりました。
今回出場に当たって、多大なるご協力をいただいた北那須支部と青年部の皆様、
そして遅くまで練習に付き合ってくれた相馬自動車商工スタッフの皆様、
貴重な休日にもかかわらず当日応援に来てくれた関係者の皆様、
そして、勇気をふりしぼって社長のむちゃぶりに答えてくれた和泉工場長に
こころより感謝いたします。
私も和泉くんも、当社スタッフ一同も大変勉強になりました。
この経験をこれからの仕事に生かしてまいりたいと思います。
ありがとうございました。