350タント、ウオーターポンプ交換。
初期型タントカスタム(350系)のウオーターポンプ交換のレポートです。
”水漏れとガラガラ音で、とても走れない”とのお客様からのご連絡で、積載車にて
このタントを引き取ってまいりました。
現場に到着し、”どれどれ”ということでエンジンをかけてみます。が、
ガラガラガラガラ・・・・・・。
この音がまともな状態ではないということは、小学生でもわかるのではないでしょうか?
ウオーターポンプからの異常な音です。
取り外してみると・・・・・・。
!!
ウオーターポンプのハウジングが削れて無くなっております。
これはどういうことかと申しますと。
ウオーターポンプのシャフトにガタが発生。
↓
このガタのためにウオーターポンプは偏心して回転。
↓
ハウジングを削りまくり(-.-)・・・・・・。
といったところでしょうか?
ウオーターポンプのシャフトにガタが発生していれば、当然冷却水は漏れてしまいます。
私はエンジンを始動した瞬間、あまりの音の大きさに、
クランクプーリーでも外れかかっているんじゃないか?
とビビりました。
いや、実はこのお車は以前にも当社にご入庫いただき、これほどひどくなる前にウオーターポンプからの異音を確認、修理をご提案済みでありました。
いまさらながらではありますが、あの時修理していれば。
と思わずにはいられません。
”あともう少し様子を見るか”という気持ちはわからないではないですが、
機械ものは、壊れるときはあっさり壊れます。路上エンコとかにならないように、適切な時期に適切な整備は必要だよな。
とつくづく思った次第であります。
相馬自動車商工は、”壊れたら直す”式の”修理屋”
ではなく、故障を未然に防ぐための点検とアドバイスを提供する”メンテナンス業”を目指してまいりたいとおもっております。
ご入庫ありがとうございました。
ウオーターポンプと同時にタイミングベルトと、クランク、カムの各シール類を同時交換褪せていただきました。
しばらくは安心してお使いいただけると思いますよ。