フィアット500Sクラッチ交換

最近では珍しくなったクラッチ交換。
しかも輸入車のクラッチ交換は珍しい。
私が覚えている限りでは・・・・・・。すみません覚えてません。
まあ、輸入車だろうが国産だろうがやることは一緒。
というわけで今回はフィアット500Sがクラッチ交換でご入庫になりましたので
レポートさせていただきます。
お客様いわく。”とにかくクラッチが切れない。特にバックに入らない”
たしかにこれじゃ乗れないわというレベルでクラッチが切れずにギヤが入りません。

 


私が気付いた時にはすでにトランスミッションが下りてました。(笑)

クラッチが減っているかといわれれば、まあ、減ってはいるというレベル。
それより↓の写真が気になります。

取り外したクラッチカバー↑
ちなみに新品は↓

上の写真の真ん中にあるのがレリーズベアリングという部品です。
本来はこのようにクラッチカバーにくっついてきてはNGな部品です。
なぜなら、クラッチペダルを踏む→レリーズフォークがこのレリーズベアリングをカバーに押し付ける→カバーの爪がクラッチを切る
という動きをするものだからです。
カバー側にこのベアリングが取り残されてしまっては、それはクラッチは切れないでしょう。

本来レリーズフォークからベアリングが外れるというのはあまり考えられないのですが、起きていることがまあ全てでしょう。

新品のクラッチ3点(クラッチ板、クラッチカバー、レリーズベアリング)を組み付けて作業終了となったのですが、
???が3つくらい残る修理となりました。
相馬自動車商工では輸入車でも国産車でもよろず自動車の整備をうけたまわります。
まずは一度お気軽にご相談ください。