ハイエース車いすリフト修理の現実

相馬自動車商工は福祉車両整備に力を入れております。
たぶん車いす移動車として介護施設様などでいちばん多く使われているのが現行ハイエース
の車いす移動車です。
現行ハイエースの車いすリフトは上昇下降を油圧ポンプで行い、スライドを電動で行います。
メーカーさんの意向なのでしょうが、上昇下降とスライドの機構を分けてくれたのは、修理する側からすると正解。
故障現象確認、故障原因探求ともやりやすい。いわゆる整備性が良いということになるかと思います。
(もっとも、世の中の車いすリフト車はハイエースとキャラバンがほぼほぼなわけですが)


当社はハイエースのリフト取り外しは慣れたものでありまして、
ここまででで約20分。


プラットホーム(架台)を取り外してリフト側を見たところです。ローラーがご覧いただけるでしょうか。

ローラーを取りはずしました。



ローラーのまわりはプラスチックでおおわれているのですが、
作動をくりかえすうちにほぼ間違いなく割れます。

左 割れて外皮を失ったローラー
右 新品部品


ハイエースの場合
リフトスライド時の異音。
傾いて収納される。などの現象は、このスライドローラーが原因となっていることが多いです。
もうこのローラーは消耗部品だと思って車検または定期点検の時のリフト点検をおススメいたします。
リフト点検と同時に修理の場合工賃も割安に設定させていただいております。