リーフは今。

みなさん覚えてますか?
今をさかのぼること5年前。
ニッサン初の量産EVとしてデビューした、あの”リーフ”のことを・・・・・・。
相馬自動車商工ではほぼリーフのデビューと同時にこの最先端のエコカーを
導入。たくさんのみなさんにご試乗いただきました。
プリント
たとえばこんなDMをみなさんに送ったりしてね。

あれから5年。
最近ではすっかりブログのネタになることもなくなった、あのリーフは、
どうしてるのでしょうか?

こうしてます(笑)↓
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外出先で充電です。
リーフ導入から5年。町のあちこちに急速充電設備も増え、電気自動車で
どこにお出かけするのも便利な時代になりました。
ガソリン代を1円も使わないで北海道から沖縄まで・・・・・・。
なんていう5年後を(半分は)夢見てのリーフ導入だったのですが。
ええ、もちろん急速充電器はかなり充実してきましたよ。
5年前に比べれば遠出の安心感はまるで違います。
しかし、5年の歳月はリーフの電池寿命にも影響を与えないわけがありません。
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走行可能距離を示すメーターの一番右にあるグラフは走行用の電池の寿命を表しているのですが、とうとうひと目盛り消えました。
ちなみにこの目盛りがゼロになるまで電池が使えるかというと、そんなことはありません。
寿命が約7割になったところでクルマとしては実用にならなくなってしまうらしいです。
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”急速”と言いながら約30分かかる充電時間も問題。
いや、これは絶対に問題です。
”それならもっと航続距離が長ければ”というのも誰しもおもうところなのですが、
現状、航続距離が長くなれば電気を使い切った時満充電にするまでの充電時間も長くなります。
航続距離が1000キロくらいになれば。いや、500キロくらいでいいだろ?
とかこの手の議論はつきないみたいです。
まあ、いくらEVと言えども運転してるのは人間です。
運転していれば疲れます。
疲れれば休みます。
で、その時人間様の休憩に合わせて30分かかる”急速”充電を行えば時間的にも
もっとも無駄がないのでは?と思いませんか。

ということで、私的にはEVの理想的な航続距離は実測で300キロ。
を目指していただきたいなあと思うのです。
リーフはこの度のマイナーチェンジで後続280キロを達成したみたいです。
がんばった!
でももう一息。
カタログ値で350キロくらいになると、ほんとの意味でどこにでも行けるクルマになるんですがね。

最近のニッサンのCMですけど、
maxresdefault
”ちょい古”スポーツカー。
(2000年代初頭に流行した湾岸仕様みたいな180SX)には加速では負けません。
かなり思い切ったCMだと思いますが、これ、マジじゃないでしょうか?

ちなみに航続距離の事しか話題にならないかわいそうなわがリーフですが、
実際に運転するとすっごく楽。
ほぼ無音で蹴飛ばされるように継ぎ目なく加速していく走りは5年たった今でも新鮮です。

疲れない→ついつい一気に走り切ってしまう→休憩しない→急速充電に立ち寄らない。
・・・・・・みたいなことも考えられるでしょうが、これはもうリーフの魅力そのもの。
欠点でもなんでもないと思います。
”EVとして”ではなく”クルマ”としてリーフがもっと語られるととても面白いのに。と思います。

最初期型のリーフを買って、まるで人柱だろって?
いや、こちとらクルマ屋ですよ。
ガソリン車を所有していても絶対できない経験が出来て、こうして記事が書けるだけでも
リーフを買って良かったと思います。
せっかくなのでリーフと添い遂げたい。リーフの行く末を見守りたいです。
当社のゆるキャラで派手ににデコレーションしたリーフをしゃぶりつくすことを宣言いたします!
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